梅雨が明け、そろそろ地域によっては夏祭りが始まりますね。
イベント盛りだくさんの楽しい季節がやってきました。
つい先日、2歳の娘に浴衣を着せたいと思い慌てて買いに行きました。
しかし6月後半で既にサイズが一部完売している・・・・!
浴衣を買うならば6月後半ではかなり遅いようです。
娘が着られるジャストサイズが店舗になかったので、やや大き目を購入。
やや大き目と思いきやかなり大き目だったので、初心者の私が浴衣の肩上げ(浴衣の袖を短くする)に挑戦してみました。
肩上げは初心者でも簡単にできましたので、どうぞお付き合いください。
Contents
小さい子供は甚兵衛か浴衣ドレスが動きやすくておすすめ
2歳、3歳くらいまでは甚兵衛が着せやすく、子供自身も動きやすいのでおすすめです。
私は来年も着れるように2歳の娘に浴衣ドレスを購入しました。
下半身はスカートで動きやすいのですが、一応上半身は「浴衣」なので、甚兵衛とは異なり袖が長く作られています。
子供によってはもたつく袖を嫌がって脱ぎたがったり、飾り帯を取りたがったりするかもしれません。
確実に子どもが着てくれるのは甚兵衛、着せやすいのも甚兵衛、安いのも甚兵衛、涼しいのも甚兵衛です・・・
が、女の子なのでせっかくなら可愛い物を着せた~い!と浴衣ドレスを買ってみました(笑)
▼こちらの赤い水玉模様の浴衣です。
私が購入した浴衣ドレスは着脱しやすいセパレートタイプ。
結ばなくてもOKの作り帯(すでに帯が結んである)が付属でついているものを選びました。
同じ商品はもう扱いがありませんが、同じく帯を結ばなくてよいタイプの着脱簡単な着物はこちらになります。
これらの帯はヘアバンドみたいなゴムが入った作りになっているので、すぽっと腰のところに装着するだけなので、帯を結び終わるのをじっと待っていられない小さい子どもにおすすめです。
ゴムなので苦しくないのも良いですね。
帯が安っぽい…と言えばそうなのですが、短期間(しかも数回)しか着られないものなので、安いものでも十分だと私は思いました。
▼こっちも安くてかわいい♪
しかしせっかく買った浴衣ドレスですが、袖丈が長すぎました。
だって95センチのサイズしか売って無かったんだもの…。(娘は普段80-90センチを着てます)
▲袖がかなり長く、邪魔そうです。スカートは丁度良いかな。
再来年くらいまで着られそうなゆとりあるサイズ感ですね・・・
【縫い上げ】子供の浴衣や甚兵衛は肩上げをして長く着る【測り方】
【肩上げとは】
子供の着物の裄(ゆき)丈を調節するために肩のところに縫いあげること。
市販の子ども用浴衣や甚兵衛はすでに肩上げされているものがほとんどです。
私が購入した浴衣ドレスも2センチほど肩上げされていました。
しかしそれでもまだまだ長いので、ここからさらに肩上げして、娘の体に合う浴衣にしていきたいと思います。
袖が長いと手が隠れてしまい、ケガの原因にもなります。
【裄丈の測り方】
▲首の後ろの中心部から手首の骨のところまでの長さをメジャーで測った長さが裄丈です。
測ろうとすると子供が嫌がって暴れるので、寝ている時を狙いましたが、肘を曲げたりするので、正確には測れず・・・。
だいたいですが娘の裄丈は34センチでした。
▲購入した浴衣の裄丈は44センチ。
娘が着るには10センチも袖が長い!
うーん、肩上げってそんなに短くできるのかしら・・・(不安)
【初心者】既に肩上げされている浴衣の肩上げのやり方
私のソーイングレベルはかじったことがある程度の初心者です。
肩上げは初心者でも出来るレベルらしいので、見様見真似でやってみます!
プロではないのでところどころ雑なやり方になっていますがそこは目をつぶってください。
今回は一からやる肩上げではなく、既に肩上げされている浴衣をさらに肩上げするので、より簡単です。(甚兵衛も同じやり方です)
【用意するもの】
- 糸切りバサミ
- 針と糸
- チャコペン
- マチ針
- メジャー
▼参考にさせていただいたサイトです
>>こどもの浴衣(浴衣の肩上げ) | 浴衣 | キモノ-着るなら.com
①短くしたい長さの半分の長さを内側に折り込む
この浴衣の場合は短くしたい長さが10センチなので、その半分は5センチです。
既に肩上げされている山から5センチ分、浴衣の裏側からつまんで、折り込みます。
内側に折り込んだことで袖が短くなったかと思います。
念のため短くしたい裄丈になっているか測ってみましょう。
▲裄の長さはこれでOK!
②マチ針で固定し「二目落とし」で縫う
先ほど上げた肩の部分を固定するように縫っていきます。
下の画像の点線(元々の肩上げライン)から5センチ奥に袖を入れたので、点線から4センチのところを縫いました。
点線と平行になるよう4センチのところにチャコペンで線を引き、マチ針で固定します。背面も同じようにしてください。
▲私は10センチも肩上げしたので、4センチ幅をとってで縫いましたが、5センチ程度の肩上げの場合は2センチくらいの幅で縫えばOKです。
【二目落としとは】
「二目落とし」とは、上の図のように表地から見て縫い目が「チョンチョン(二目)」と目立ちにくい縫い方のことです。主に浴衣の肩上げや腰上げに使われる縫い方です。
私は今回初めてやってみた縫い方でしたが、基本の「なみ縫い」の幅をちょっと変えただけのような縫い方なので、案外ささっとできました。
子供の浴衣は小さいので肩上げくらいならばすぐに縫い終わるので楽ちんです。
▲二目落としをした後の浴衣の表地です。
画像の真ん中からちょい左を縫いましたが、(多少雑でも)縫い跡はあまり目立ちませんでした。
【完成】10センチも肩上げした浴衣ドレスの着画
初心者の私が、浴衣の肩上げに初めて挑戦してみました。
▲ちゃんと浴衣の袖が手具のグリグリのところまでの長さになりました!
▲5センチも内側に折り込んだので、若干肩がイカつい!!肩パット風。
2,3センチ程度の折り込みであればもう少し自然になるようです。
今回のように大幅に裄丈を調整したい場合は、
肩上げの山の部分を2重に折り込んで縫うと肩のイカってない綺麗なシルエットになるようです。
しかし2重に折り込むので多少肩上げ部分が若干モコッと膨らむのがデメリット。
私は面倒なのでやりませんでした・・・。
▲折り込みすぎて肩上げしたところがポケットみたいになってます。
10センチも袖を短くできたので、ずいぶん先まで着れそうなこの浴衣。
▼もう少し大きくなったらこういう浴衣を着せたいですね~♪アプレレクールの浴衣は毎年可愛くて魅力的です。
【まとめ】肩上げは難しくないが購入前に裄丈の確認を!
いつも90センチの洋服を着ている娘に、この度95センチの浴衣ドレスを買ったところ、10センチも袖が長くて驚きました!
ブランドによって浴衣の長さが異なり、「~センチ」という表示だけ見て買うこと私のようなことになってしまうので、一度お家でお子さんの裄丈を測ってみてからの購入をおすすめでします!
「肩上げ」自体は、既に肩上げ済みの浴衣に手を加えただけなので初心者さんでもできます。
「浴衣の袖を短くするなんて難しそう・・・」と抵抗があるかもしれませんが意外と簡単でしたよ!
あとはお祭り当日、この浴衣を嫌がらずに来てくれることを願うばかりです・・・。