約2年間の妊活生活後、無事赤ちゃんを授かることができました。
結局前のクリニックの先生とは相性が悪く、
妊婦健診の初診は別の大きな私立産婦人科に行くことに決めました。
今回の記事では、妊娠初期に起きた子宮筋腫でのトラブルについて書いていきます。
正直この時が、体もメンタルも一番つらい時期でした。
▼前回の記事
Contents
【妊娠初期】初めての妊婦検診の時に先生から転院を勧められた【子宮筋腫】
初めての妊婦健診はさらっと終ると思いきや、お腹に大きな(10センチ)子宮筋腫があることをやんわり指摘されました。
- 子宮筋腫が大きいので妊娠中に痛みが出る可能性がある
- 早産になる可能性がある
- お産の時に出血して輸血が必要な場合もある
- 紹介状を書くので大きな市立病院に転院することもできる(強制ではなく、私に任せる というニュアンスでした)
このようなことを先生は話されました。
「子宮筋腫の痛みが出る人もいれば、痛みが出ない人もたくさんいるので
今のところは何とも言えない」
との説明も受けました。
その時私は「自分に痛みが出るとは限らないし~」なんて超のんきなことを考えていた気がします。
新しく綺麗なその病院が気に入っていたので転院しないことを伝え、出産までお願いすることに決めました。
【子宮筋腫炎症】妊娠13週に入って下腹部に激痛!緊急入院に!
12週で過酷なつわり生活が終わり、ようやく心穏やかに過ごせるぞー!と思った矢先でした。
夜寝る前からなんだかお腹が痛むんです・・・
ズキズキズキズキ、生理痛がひどい時みたいな痛みでした。
その痛みは夜中からピークになり、痛みも全く和らぎません。
絶え間なく生理痛のピークが続くんです。
当たり前ですが明け方まで一睡もできず。
今思うと陣痛よりも痛かったです!!
ウンウン唸る私に、隣で寝ていた呑気な主人も流石にやばいと思ったのか
「今から産婦人科行こう!」と朝5時から大慌てで産婦人科へ向かいました。
病院へ着き、ほとんど歩けない喋れない冷や汗ダラダラの私を見て先生が、
「じゃあ今から入院しましょうか、お家帰れない痛みでしょう?
入院期間は今は何ともわかりません。
痛みがおさまり、普通の生活が送れるようになるまでです。」
と言われました。
先生からの突然の入院の話を聞いても、とにかく痛みが酷すぎて汗がだらだら止まらない。
「早くベッドで寝かせてください」状態の私。
ただ赤ちゃんのことだけが気になりました。
この痛みのせいで赤ちゃんに何あったら…
とにかく不安な気持ちでいっぱいでした。
先生曰く、
- 妊娠のせいで子宮筋腫が炎症を起こしてるからその痛みがある
- 子宮筋腫の炎症は初期に起きやすい
- 子宮筋腫の位置的に赤ちゃんには全く問題ないが母体がかなり辛い
とのことでした。「赤ちゃんに問題はない」という一言で若干ですがホッとした記憶があります。
「赤ちゃんはこんなに元気だから、お母さん頑張ろうね」
と、私を励ますように先生が赤ちゃんの3D写真を撮って渡してくれて、
それを見た私は病室で大人気なくわんわん泣きました。
13週の赤ちゃんは小さいながらもしっかり人間の形をしていたんです。
【妊娠初期から中期】辛い入院生活スタート 局所麻酔で痛みをなくす
個室に移ってからは点滴の管をつけられました。
点滴は1週間以上続き、それまでお風呂も禁止・・・(これがまたキツかった)
お尻に痛み止めの注射を何度かうたれたものの、副作用がかなり酷く何回も嘔吐してしまいます。注射自体もかなり痛い( ; ; )
しかも下腹部の痛みに効いてる感じがしないのが悲しい…
あまりに痛みがおさまらないので、背中に針を刺しそこから管をつないで局所麻酔をすることになりました。
麻酔は手元のボタンで痛みが強い時に自分で押して使えるようになっていました。
麻酔が効いている数時間はさっきまでの下腹部への激痛が嘘のように消えるんです。
筋腫の炎症が治まってくるまで、しばらくは局所麻酔を使うことになりました。
腕には点滴の管、背中には麻酔の管がついているため、トイレに行くのもガッチャガッチャして大変でした。
出血から切迫流産に・・・不安な日々
入院二日後にまさかの出血…。
トイレにいったらショーツに鮮血がついていて驚きました。
診断の結果「切迫流産」ということになり、病室で安静に過ごすことを言い渡されました(入院1週間くらいは体が辛く寝ていることしかできなかったのですが…)
「子宮筋腫の炎症は赤ちゃんに関係ないのになぜ切迫流産?もうすぐ14週なのに・・・」
とまた不安な日々が続きます。
この数日は、自分の赤ちゃんが心配で心配で、毎日泣いていた気がします。
体が不調なのもあり、精神的にかなりキツイ数日でした。
【つわり復活?】炎症は治まり少しずつ母体回復へ・・・赤ちゃんは?
出血はその日に数回あったのみで、それ以降の出血はなし。
数日後、先生から赤ちゃんの安定した心拍を確認してもらい
「赤ちゃんもう大丈夫だよ、あとはお腹の痛みが完全になくなったら退院しましょう」
と言われようやくホッとしました。
入院も1週間経ちようやく痛みが前ほどなくなって、麻酔を使う時間を少しずつ短くしていきました。
メンタル面も影響したのかもしれませんが、妊娠12週には落ち着いていたつわりが14週あたりから復活してきてしまったのが厄介でした。
先生に伝えると、病院食をお腹にやさしいメニューに変更してもらいました。白いご飯が食べられなくなったので、3色全てパンに。
入院中は3キロくらい痩せました。
入院期間は2週間と少し。子宮筋腫はそのまま
子宮筋腫の炎症がおさまり、完全に痛みがなくなったところで退院となりました。
ラストの2日間はかなり元気に過ごせました。
ほぼ寝たきり生活だったので腰痛や肩こりが酷くなり、それがちょっとつらかったくらいです。(あと少し動いただけで息切れが。。。)
子宮筋腫の手術は妊娠中はできないので、もちろん子宮内にそのまま残っています。
このまま出産まで何も起こらないで〜と願いながら安定期を過ごしました。
▼次回 妊娠後期~出産まで「緊急帝王切開で筋腫もとってもらえるの?」
▼子宮筋腫シリーズ(続けて読んでいただけるとわかりやすいかも)
- 【20代半ば】妊活中に子宮筋腫が見つかった!?妊娠初期には切迫流産の原因にも
- 【子宮筋腫が炎症!?】痛みに耐えられず緊急入院!切迫流産になった【妊娠初期から中期】イマココ
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